予想外の白い箱
- 2008
- 山梨県甲府市
- 文:施主Tさん
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- 住み手の感想
石川先生の家といって、知っている人ならば誰もが思い浮かぶのが、小さな子供たちが描くような三角の屋根のいわゆるouchi!を想像すると思います。
しかし石川先生が作り出した私達の家は、箱の家! 本当にブドウ畑に浮かぶ白い箱なのです。
私達が、石川先生に設計をお願いしたとき、基本設計が出てくるまでは、もちろん切り妻の屋根か、あっても片流れの屋根をイメージしていました。しかし基本設計が出来上がり、先生の説明を聞いてビックリでした。なんと箱型の家!だったのです。
何で切り妻の屋根ではないのですか?っと尋ねると…先生の答えは、箱型の家にもも興味があり、なにより「この場所からインスピレーションが湧くのは箱型の家」ということでした。はじめは少し戸惑いましたが、すべてお任せすることにしました。なぜならば、石川先生のいろいろな作品を見たり、触れたりして、シンプルでありながら何かわからないのですが、他の建築家の先生方とは違って 、私達の感覚ではありますが、カッコよさの中に、温かさ、面白さ、ワクワク感があると感じたからです。
家が完成して感じることは、石川先生にお願いして本当によかったということです。
ブドウ畑に浮かんでいるシンプルな箱、玄関を通って真っ先に目に飛び込んでくる真白なスタジオのような部屋、外の景色が見えるシースルーの階段、バルコニーを通って入る中二階の離れの和室、私達の家の中にはいろいろな楽しい空間、ワクワクするような空間が詰め込まれていて、とても気に入っています。
真白な箱の中に、素敵な空間というプレゼントを詰め込んでいただいた石川先生、本当にありがとうございました。大切にしていきたいと思います。
最後に・・・石川先生の箱の家もみなさん素敵ですよ!
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