長崎で監理の間におとずれた軍艦島
更新日:2015年5月1日
建築をやっている人間なら軍艦島へは一度は行ってみたいものです。
長崎で仕事をする機会を得ましたから、監理の間に行くことができま
した。
軍艦島上陸ツアーは何社さんかやっていますので、ネットで探した業
者さんに予約をいれました。当日朝8時半に長崎港ターミナルの窓口
集合です。(一人4200円です)平日なら当日券購入でも大丈夫のよう
です。
長崎港の湾内には三菱長崎造船所があり、自衛艦「こんごう」のドッ
グ入りの姿や大型客船の建造の様子を間近に見ながら湾を出ました。
戦艦武蔵もこの造船所で建造されたそうです。
島に上陸すると十数人ごとのグループに分かれてガイドさんが付いて
説明を聞きながら歩きます。
行動は島の海岸線の岸壁の平らな部分のみで、手摺りで囲われた範囲
を移動して、ガイドさんの話を聞きながら写真を撮ったりできます。
放棄された島の建造物は潮風と台風の力で破壊され、人の手によって
壊された訳ではないとの事でした。
当時の建築方法なので、コンクリートの建物といっても、窓は鉄か木
で作られていたと推測できますので、海水をたっぷり含んだ風や雨で
はかなり早く劣化は進行したように見えます。
いずれにしても、大正時代に作られた日本初の鉄筋コンクリート住宅
が含まれているそうです。
ツアーは上陸後に島を離れ廻りを1周し、軍艦島の名の由来の外観が
「戦艦土佐」に似ている、と言われている方位から見て最後になります。
当日の天候によっては上陸出来ない事もしばしばあるそうですが、運良
く上陸できました。
貴重な体験ができました。