木造軸組在来工法を採用します。(必要に応じて混構造なども行います)そのため、どのような工務店でも施工が可能で、大手ハウスメーカーの採用する枠組み壁構造と違い、吹抜、スキップフロア、様々な開口形式(窓)などを巧みに組み合わせる事が可能です。
また、特殊な工法を選ばない事から工事費を適正に保つことができ、完成後のリフォームなどで間取り変更する時も枠組み壁構造と違い容易に行う事ができます。
「切妻屋根」は子供の描く「オウチ」そのもので、シンプルな家のデザインを象徴するカタチです。高さ制限や道路斜線で切り取られる事の多い屋根の形状をデザイン力で整え、木造住宅に適した勾配屋根に仕上げます。
また、屋根材は多くの住宅で使われ性能が実証された材料である無石綿スレートを使用し、周囲の隣家の屋根と馴染むように考えています。
デザイン住宅に多い硝子張りの住宅とは一線を画する窓の配置です。プライバシーを守るため壁を多く取りながら眺望獲得や採光、自然換気のために必要な箇所を吟味して大胆に窓を配置します。
また、インナーバルコニーや天窓、中庭なども多用して田園都市ではもちろん、過密市街地でも開放的で明るいリビングダイニングを実現します。
建築の平面形状をスッキリした長方形にまとめ上げることで、建物の外壁から凸凹を出来るかぎり減らし、工事費を圧縮するように設計しています。その効果は工事費だけでなくシンプルな住宅デザインの実現にも寄与しており、三角屋根とシンプルなドアや窓の構成によって、町中で控えめでありながら個性豊かな表情を作り出します。