作品

住宅 B-class シンプルスタイル

敷地・プログラム・形態を自由に

ハコノオウチ11 O-Factory

  • 2017年 千葉県
  • 木造2階建
  • 敷地面積:233.14㎡
  • 延床面積:192.98㎡


千葉県に完成した町工場+住居の工場併用住宅です。

ある日、テレビのバラエティ番組を見ていると欧州のブランドバッグ製作の職人さんが使う道具を作る日本の町工場が紹介されていました。「日本の道具が欧州の老舗で使われているとはすごいなあ」と見ていたその町工場さんから、「自宅兼工場を作りたいので設計の相談を」との連絡を頂きました。

敷地は工場への商品・材料搬出入が便利な街道沿いにあります。前面道路側にトラックや商用車を駐車するスペースを取り、工場の作業効率が良いように細長く建物を配置し、2階に住戸を設けています。

外観は仕事中も気分転換に外の景色が見たい、とのご要望から横スリット窓を工場の道路側に採用し、さらに雨天の作業用の特徴的なヒサシも横スリット窓と合わせて建物のデザイン上の特徴となっています。
工場入り口は大きな機材搬入がしやすいように背の高い開口を採用しつつ、住宅部分の顔となるように「イエ型」のポーチとして専用の階段を外に設けました。

1階の室内は大部屋の工場スペースと下屋部分に材料置き場、エントランス正面に可動間仕切りで仕切る休息・事務スペースがあります。ここにはに小さな中庭があり、飼っているワンちゃんの足洗い場も備わります。

2階の住戸へは工場内と外からそれぞれ玄関へ入れる計画としています。
黒い階段室は仕事モードの気分を変えるためのトンネル装置としてつくり、ここをくぐり抜けたリビングダイニングは白の空間としています。
お子さん2人とご夫婦それぞれのための各個室は即物的に並べてほしい、というご要望から学校の廊下と教室のようにリニアに並べています。

設計担当 石川淳・鶴希世
掲載メディア
中国images「images>Contemporary Japanese Houses」

01外観02雨天作業用のヒサシが特徴03横連窓はLoEガラス04エントランス05右ドアは住宅部への入り口06大型機械を搬出入出来る開口07作業性の良いワンルームを木造で実現08工場09工場10工場の横連窓からの眺望11休息室12住戸への入り口13住戸へ玄関14気分を変える階段15住戸部分は白基調16ベランダとダイニング17ステンレスアイランドキッチン18ダイニング19キッチンからリビングを見る20廊下21子供室.jpg22寝室23サニタリー24外観夜景25外観夜景エントランス26外観夜景27夜景エントランス

株式会社石川淳建築設計事務所 東京都中野区江原町2-31-13第1喜光マンション TEL 03-3950-0351