住み手の感想
柿の木坂の家
- 2009年 東京都
- 文:施主Nさん
- 敷地面積:
- 延床面積:
「細長い土地ですから、細長い家にしましょう。」 という石川さんの提案に膝を打ち、この建築家さんにお願いしようと思ったのが二年と三ヶ月前。 二世帯住宅の住人が我々夫婦二人きりになり、適正なサイズの終の棲家をと、土地を探し杉並の旧柿ノ木の物件を購入。 雑誌に掲載された作品のミニマル感と光の扱い方の秀逸さに魅力を感じコンタクトをし、最初のドラフトの提案が冒頭の言葉。 大きな吹き抜けの空間、注ぎ込まれる光、風の通り、無駄のない動線、すべてが心地好く豊かな気持ちにさせてくれる。 「普通」ではない構造のため、施工業者さんもかなり苦労をされたが、今となっては棟梁の自慢の作品に。 住人には安らぎを、客人には非日常と少しの驚きを、そんなオウチが出来上がった。 ある日、通りすがりの方が「こちらは教会ですか?」 これも一興。
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「OUCHI-12」をご覧ください。