住宅 C-class シンプルスタイル
施主の考えを形にする。新しい生活を形にする
ホームエレベーターのある家 OUCHI-47
- 2021年 東京都
- 地下1階地上木造2階
- 敷地面積:65.07㎡
- 延床面積:120.85㎡
東京都で完成したホームエレベーターのある住宅です。
お施主様は表通りで商店を営んでいた小ビルにお一人でくらしていて、その裏通りにも土地をもっておられました。「ビルは売却して裏通りの土地で小さな家に住みたい」と思い立たれての設計ご依頼です。
土地の広さは19坪ほどで、東京では標準的な4人家族が暮らせる面積ではありましたが、なにしろ現在一人で4層のビルにお住まい。この敷地の中で出来るだけ広い家が求められていました。そこで、東京の厳しい高さ制限や容積率の中では3階建てでは面積が足り無い事も有り、地下緩和を受けて延べ床面積を獲得する事としました。
外観は石川事務所らしい三角形のデザインに整え、道路高さ制限は天空率で回避。準耐火建築化による建ペイ率の割増しも受けています。内部構成は、地下部分に寝室とクローゼットを配置。1階には小和室と浴室を配置し、2階はリビングダイニングキッチンを置きます。暗くなりがちな1階と地下ですが、小さな中庭を作る事で解決しています。中庭には1階の小和室と玄関横の光井戸が面していて、光井戸により地下へ自然光を導いています。
また、ご要望の中には、これから年齢を重ねる事も考えホームエレベーターの設置がありました。このエレベーターシャフトをガラス壁とする事で、天窓から光を取り入れ、各階に光を取り入れています。
設計担当 石川淳 鶴希世