コラム

スペイン建築旅行3

更新日:2020年3月16日

2017年9月にスペインのカタルーニャ地方とバスク地方の建築を見に出かけた建築旅行記その3です。サラゴサの街を追記。


スペイン旅行3泊目の宿はバルセロナを後にして西北にクルマで60キロほど行ったカルドナという村にあるホテルで、古城をホテルに改装した「パラドール デ カルドナ」です。星は4つもついていて、建築的にも見所が沢山あります。 
アドレス:Castell de Cardona, s/n, 08261 Cardona, Spain, Barcelona, スペイン


泊まった部屋です。共用部分は古城感がとてもありますが、客室自体は現代風に改修されています。


標高が高いので、窓からの景色は格別です。


レストランのウエイティングバーです。


さて、レストランでディナーをしていると、外から花火の音が聞こえました!飛び出して見ると、城の駐車場でバンバン花火を打ち上げています。たまたま村のお祭りの日に当たったようで、凄い近さの場所で打ち上げていまして、食事の途中で花火見物となりました。


カルドナを出発して、次の宿までの移動の途中でソブラベ地方のアインサの街にたちよりました。アインサは「スペインの最も美しい村協会」に加盟の村でアラ川とシンカ川の合流地点の丘の上にあります。写真は丘を見上げ、村を見た様子。要塞のようにそびえています。


村の案内地図です。大きなパーキングが村の外にあり、そこから歩いて入ります。


村の中心のマイヨール広場です。市役所の建物などがあり、塔が見えるのはサンタマリア地区教会です。


塔は見学可能で、中に入ると真っ暗な中にお爺さんが一人座っていて、入場料をここで払います。左のアーチの開口に入って行くと・・


幅60センチほどの石積みの階段を進みます。


塔の天辺に到着。


村の廻りを見渡せます。
川の合流ポイントにあることから、貿易で栄えた村のようでした。

アインサ村の後はサラゴサの街に立ち寄りました。写真はヌエストラ・セニョーラデル・ビラール聖堂で、イスラム支配の時代もあった事から、キリスト教とイスラム教の文化的融合を表す建築です。

左にヌエストラ・セニョーラデル・ビラール聖堂で、前方に見える塔はサルバドール大聖堂のものです。


こちらは両聖堂の間に建つ市役所の入り口にある像です。建築模型を持っている像って珍しいですね。

クルマでサラゴサを抜けるため走っていると綺麗な橋を渡りました。

そこで橋を見学。サラゴサでは2008年に国際博覧会が行われ、多くの建築が新しく作られています。ちなみに、この橋、カラトラヴァ設計か?と思って立ち寄りましたが帰国後に調べると違いました。設計者は見つけられず。

こちらはその橋の横にかかっている博覧会のために建築されたブリッッジパビリオンで設計はご存知ザハ・ハディド氏です。東京の新国立競技場も、もし彼女が最後まで設計できれば、このような斬新なレガシーになった事でしょう・・・・

こちらも何かのパビリオン建築の模様。クルマで走りながらの写真です。この後、我々一行はフランク・O・ゲーリー設計のワイナリーを目指して移動です。


さて、サラゴサから高速道路を150キロほどひた走り・・・エルシエゴの町にあるフランク・Oゲーリー設計のワイナリーへ向かいます。


高速を下りて田舎道を進むと、見えて来ました! 
アドレス: Camino La Tejera, 109, 01340 Elciego, Álava, Araba,


駐車場にクルマを駐めて、垣根の間の道を進み、橋を渡ると右側にゲストの受付建物がありました。


エントランス建物の内部の様子です。お土産も売っています。ここで、見学コースの申込みをしますが、コースがよく分からず、ワイナリーの工場と試飲のコースを申し込んでみました。


案内の男性について行きます。


出ました! ゲーリー節炸裂です。


しかし、我々の申し込んだコースはワインの解説のコースだったようで、ブドウ畑で解説を聞いてゲーリーの建築には接近しない模様です。
そのため、団体からちょっと外れて、ゲーリーの棟へ行って詳しく見て来ました。

ゲーリー棟を詳しく見ている団体客もいたようなので、建築に特化したコースもあったのかもしれません。
建物はワイナリーの中に併設されたホテルのエントランスホールとレストランの入った棟で、ワイナリーの広告塔といったところのようです。

ピンク色の金属は日本製だと聞きました。
熱を加えて色を出しているとの事で、塗装ではありません。クルマのマフラーが熱やけしてピンクっぽくなっているのと同じ原理とか。


ワイン工場の建物の向こうに見えるゲーリー棟です。新古が合わさりスゴい景色ですがカラースキームが統一されていて、馴染んでいます。


こちらは工場で出荷前のワインたち。スペイン王室御用達の銘柄とのことです。糸の洋服を着ているのが特徴。
実は日本でもビックカメラで買えるのです。


試飲の時間も楽しめました。

つづく

株式会社石川淳建築設計事務所 東京都中野区江原町2-31-13第1喜光マンション TEL 03-3950-0351