コラム

スペイン建築旅行2

更新日:2019年4月20日

2017年9月にスペインのカタルーニャ地方とバスク地方の建築を見に出かけた建築旅行記その2です。

写真はサン・パウ病院から移動のために乗った地下鉄の改札前。訪れた日がちょうど「カタルーニャの日」という事で、カタルーニャの独立を願う市民が思い思いのスタイルで集会の会場へ向うところでした。

地下鉄からトラムのT3に乗り換えてWalden駅を目指します。

途中の車窓からはノーマン.フォスター設計のテレコミュニケーションズ・タワーが見えます。

見えて来ました!

トラムの駅を下りると道路の向こうにそびえ立つのがウオールデン7です30年ほど前、夜学に入って建築模型屋をしていた時に出向先のゼネコンに図書室がありました。そこでGA Architectのリカルド・ボフィール作品集をたまたま見て初めてこの建物を知りました。88年か89年だと思います。

あまりの衝撃的な形に魅了され、このGAを自分でも購入しました。いつか本物を見たいと考えていましたが、30年あまりを経てやっと訪問です。

見学は旅に出る前に公式ホームページから申込みを行い、現地で待ち合わせ時間にエントランス集合です。人数や名前をお問い合わせホームに入力するとメールが返って来ましたのでプリントして持参。住人さんがボランティアで案内をしてくれるとの事で、若干のお礼金を支払う段取りです。

アドレス:Ctra. Reial, 106, 08960 Sant Just Desvern, Barcelona, スペイン
URL: http://www.walden7.com/

設計者はリカルド・ボフィール氏。
バルセロナ出身で1939年生まれ。日本では川崎ラゾーナや原宿のユナイテッドアローズ、銀座の資生堂ビル、が彼の作品です。但し日本の作品はかなり割り切った感じで、基本設計程度しかやっていないように見えます。

まずは外観を見るため建物を一周しました。写真が多くて建築君以外の人はちょっと飽きてしまうかもしれません。すみません。

中央の縦長の開口がメインエントランスです。

裏側には公園があり、卓球台やテニスコートがあります。

コインランドリーが入っていました。

裏側には設計者のリカルド・ボフィール氏の事務所があります。タワーの部分はレストランになっている模様です。

パーキングにクルマが入っていくところを目撃です。

車庫のシャッターが「デ・ステイル」調です!


エントランスを入ると正面の青いシャフトの左右に施錠された両開きのドアがあります。
左の守衛室で予約したWEBのプリントやもらったメールを見せて、案内人を待ちます。

しかし、案内の人が午前と午後を間違えていて、表れませんでした。
結果、守衛さんに中には入れるように案内人さんが電話で段取ってくれて、自由に見て廻れることになりました。
逆にラッキーでした。

ロックのかかったドアの内側です。
室内のようですが、屋根は無いので屋外です。


こちらはエレベーターシャフトのある方向を見た様子です。
赤の扉がエレベーターの扉。

1階には詩的な空間が広がってます。幻想的で自然光が綺麗です。


こちらは集合ポストのある一角。郵便屋さんは守衛さんに入れてもらってここに投函する方式のようです。
ポスト前二は卓球台がありました。


こちらは地下1階のエリアで、乾燥室があったような記憶があります。

エレベーターに乗って上階へあがります。


内部の地図のパネルです。
各戸に自然光がはいるように吹抜と住戸が幾何学的に配置されます。

2階へ上がると人工地盤的な廊下があり、手すり壁の向こう側は1階のエントランスホールレベルを見下ろせます。

見下ろした様子。水盤と噴水の器機が中央に見えますが、水は張ってありませんでした。

見上げの様子。

エレベーターシャフト越しにエントランスの吹抜を垣間見られます。

つづく

株式会社石川淳建築設計事務所 東京都中野区江原町2-31-13第1喜光マンション TEL 03-3950-0351